中性脂肪は血中脂質のひとつ

血中脂質のひとつの中性脂肪は、肝臓や脂肪細胞に蓄積されています。健康に害のあるものと思われがちですが、正常値以下しか体内に蓄えられていないと、疲れやすくなったり体内の機能がスムーズに働けなくなります。

 

食事から取り入れた栄養は体内で分解・代謝されて、体内の様々な機能がスムーズに働くエネルギーになります。ただ作られたエネルギーに対して、生活に必要なエネルギーが少ないと余剰が生まれます。余剰分は体外に排泄されることはなく、体内に蓄積されてエネルギーが必要な時に活躍します。食事の量が非常に多かったり日常生活上の消費エネルギーが非常に少ないと、蓄積量が増えて肥満や中性脂肪が高くなるリスクがあります。

 

蓄積している中性脂肪は、運動量が増えた時や食事をとる暇がなかった場合などに消費されるので、過剰に蓄積されていなければ健康に害のあるものではなく、ある程度は蓄積されていた方が安心出来るものです。当然食事の量に対して運動量や基礎代謝が上回ればエネルギー不足になります。

 

中性脂肪は食事の内容や毎日の活動状況によって数値は簡単に上下します。慢性的に血中脂質の中性脂肪が多い場合には、食事の量を減らしたり運動量を増やせば改善出ます。また食材に魚や発酵食品を多く取り入れるのも効果があります。魚に多く含まれるDHAやEPAは体内に余分な脂肪が蓄積するのを防ぐ効果を持っています。食事から摂取するのが難しい場合には、サプリメントを利用しても効果は得られます。血中脂質はあってはいけないものではなく、ある程度は必要なものです。ただ中性脂肪値が正常値に対して著しく多い状態が長く続くと、血管内に余分な脂肪が溜まって動脈硬化を起こし詰まりやすくなるので、ケアは早いうちから始めることが大切です。